呪いのラケットより発展妄想話『Wデートだ!?』



アニプリ第99話「呪いのラケット」を見て、恐がりな薫ちゃんが判明したことで、薫ちゃんファンの友人Nが、妄想を広げてショートストーリーを考えてくれました。
私のために、登場人物には、不二、手塚を加えてくれました。
友人Nは、ただいま跡部×海堂が気に入っていますので、必然的に、跡部、海堂が登場します。
それでは、どうぞ!


『ミニドラマ「Wデートだ!?」〜遊園地のお化け屋敷前にて〜』


手塚「・・・海堂?」
薫 「!手、手塚部長?」
同時に「なぜ、こんなところにいる?」
「 っスか?」
それは、今、入場券を買いに行っている、二人の恋人に原因があった。
不二は、ホラー大好き人間である。
というか、人が怯えるものは大概好きという偏った好みの人間であった。
被害に遭うのは、周りの人たちと、気の毒にも彼らに好かれてしまったこの二人である。
手塚は不二に、薫は跡部に、無理やり連れて来られたのである。
そもそもこの二人は、幽霊関係に弱い。
特に、薫はかなりの恐がりであった。
普通、恋人が嫌がるところに連れて行ったりはしないものなのだが、不二も跡部も根っからのいじめっ子であった。

不二「やあ、奇遇だね、海堂。今日は、ラブラブでーと?」
薫 「ラブ・・・(絶句、赤面、下を向く)」
跡部「俺様のものに、ちょっかいだしてんじゃねーよ。」
薫の肩に手を置き、自分の方へ引き寄せながら不二を牽制する跡部様。
薫は、不二に言われた『ラブラブデート』が頭をぐるぐるしていて、その手をふりほどくどころではない。

手塚「不二、今日のところはやめにしないか?」
不二「なんでさ?」
手塚は、少しでも自分の醜態を見せたくなかった。
しかも、ここにいるのは海堂である。
彼が、自分を心から尊敬してくれているのは知っているし、自分も礼儀正しくて誰より努力家のこの後輩に慕われるのが嫌ではない。
だが、手塚は彼の恋人の性格をまだ理解していなかった。(誰にも理解できないだろうが・・・。)
不二は、手塚の少し困った顔にホクホクしていた。
不二とて海堂は、気に入っている。
自分を心から恐れてくれる姿は可愛いと思っているし、目上には絶対逆らわない(理不尽なことには断固抵抗するが・・・)、真面目で素直なこの後輩を、自分なりの愛情を込めてからかっているのだ。
しかし、不二にとって、手塚は別格であった。
たとえ海堂でも、手塚が気にする人間には、嫉妬してしまう。
そこで血を見ないのは、不二も海堂をかわいがっており、手塚と海堂の間に恋愛感情がなく、純粋に先輩後輩としての感情しかないことがわかっているからである。
手塚に、海堂よりも自分を選んでもらいたい。
海堂に自分と手塚の仲を見せてやりたい。
不二は、ある意味、とても子どもっぽい、今の自分の感情を楽しんでいた。

そんなストレートな手塚と複雑怪奇な不二の隣で、同じくストレートな薫と俺様な跡部もすれ違っていた。
跡部は基本的にゴーイングマイウエイな人間で、他人など眼中にない。
しかし、興味とは別次元の情報収集(他人の弱みは見逃さない)能力は高く、不二と手塚を見たときも、今後、自分の有利に働く情報はないかと、(彼にとっては)自然に観察していた。
薫は、それどころではなかった。
跡部といるところを見られて、しかもそれが手塚と不二である。
恥ずかしさは倍増で、今すぐ回れ右して帰りたかった。
薫 「跡部先輩、帰りましょう!」
跡部「あーん?まだ来たばっかりじゃねーか。なに?薫、やっぱこぇーの?お化け屋敷なんか怖くないって言ったの、誰だったんだ(意地悪)?」
薫 「怖くないっスよ!でもっ、部長と不二先輩がいるしっ・・・。」
跡部「誰がいたっていいじゃねーの。この俺様がついてんだぜ、薫?光栄に思いな!さっ、行くぜ。」
薫 「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。先輩?」
押しの強さはNO.1、後込みする薫の手をつかみ、入り口にひっぱっていく跡部様。
バックに流れるのは、「ドナドナ」か?(フッ、俺様にふさわしい英雄行進曲に決まっているだろう。跡部様談)

不二「行っちゃったね。どうする、手塚?」
手塚「?」
不二「可愛い後輩が無理やり連れて行かれたのに、見捨てて帰っちゃうの?」
手塚「・・・(考え込む)」
不二「さっ、僕達も行くよ。」
にっこり笑顔で、気が進まない様子の手塚の手をつかみ、これまた入り口に引っ張っていく魔王様。
二組のカップルが、今、恐怖の世界の扉を開けようとしていた・・・。

・・・続く(のか本当に?)


<言い訳>
すみませ〜ん、終わるどころか入り口でもたついてしまいました。
出てきた時に薫ちゃんが跡部様だと思ってしがみついていたら、不二様だったり、帰りの車の中で跡部様がすねて薫ちゃんをいじめて泣かせたり、妄想は広がりますが執筆力が足りません。
機会があれば、また・・・。(本当か?おい・・・) BY N


<お礼>
Nちゃん、ありがとう〜!
「呪いのラケット」からこんな話を考えるなんて〜。
素敵です。
俺様な跡部様も魔王の不二様もう〜ん、とっても気に入っています。
真面目な手塚と薫ちゃんがこの後どうなるのか?
是非、読みたいです!だから、続き、よろしくね!
私たちってアニプリが1話終わるたびに何か一つはくだらないけどお話作って喜んでいるような気がするよね。
それをすぐに文章化できる能力があればいいんだけど・・・。(ため息・・・)




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送